![[ASL]](image/pukiwiki.png "[ASL]")
**背景 [#y43c60e7] -場所：18 MILA, WARSAWゲットー -日付：18 Jan 1943 -概要：この日の朝も、ゲットーで迎えられたその他多数の朝同様、「最終定住地」へ送るWarsawユダヤ人の犠牲者を捕まえに行く、 SS部隊の日課ともいうべき行進から始まった。この日のユダヤ人狩もいつもと同様に始まった。サイレン、銃声、悲鳴、泣き声。しかしこの日は、絶望への召還に素直に従う者は、いつもより少なかった。 Emilia Landau(17歳)は屋根上から不意を突いて、SS部隊の群れに手榴弾を投げ込んだ。かくして戦いの火蓋は切って落とされた。信じられない事態の中でSSの下士官達が、その家屋を攻めるために部隊を再編成している真っ只中、 Mila18のZOB司令部の壕から、 Mordecai Anielewiczの指揮する部隊が突如としての出撃してきた。旧式のライフル、盗んだ拳銃、こっそり持ち込んだ手榴弾、そしてモロトフカクテルで武装したこの部隊は、狼狽するドイツ軍を瞬く間に蹴散らした。何年もの苦痛の憂さを晴らすかのごとき勝利の雄叫びとともに、ボロボロのユダヤ人部隊は通りに押し寄せ、倒れたドイツ兵から武器を取り上げるのであった。 -概要：この日の朝も、ゲットーで迎えられたその他多数の朝同様、「最終定住地」へ送るWarsawユダヤ人の犠牲者を捕まえに行く、 SS部隊の日課ともいうべき行進から始まった。この日のユダヤ狩りも普段どおりに始まった。サイレン、銃声、悲鳴、泣き声。しかしこの日は、絶望への召還に素直に従う者はいつもより少なかった。17歳のエミリア・ランダウ(Emilia Landau)は屋根から不意にSS部隊の群れに手榴弾を投げ込んだ。かくして戦いの火蓋は切って落とされた。信じがたい事態の中で、SS下士官達が家屋を攻略するために部隊を再編成する只中で、 Mila18のユダヤ人戦闘集団(ZOB)司令部の壕から、モルデカイ・アニェレヴィッツ(Mordecai Anielewicz)指揮になる部隊が突如として出撃した。旧式ライフル、盗品の拳銃、こっそり持ち込んだ手榴弾、そしてモロトフカクテルで武装したこの部隊は、狼狽するドイツ軍を瞬く間に蹴散らした。何年もの苦痛の憂さを晴らすかのごとき勝利の雄叫びとともに、ボロボロのユダヤ人部隊は通りに押し寄せ、倒れたドイツ兵から武器を取り上げるのであった。 **勝利条件 [#g7218a8b] -ドイツ軍プレイヤーは、(1)10ポイント以上、かつ、 ZOBプレイヤーの2倍以上の損害ポイント(A26.2)を獲得するか、あるいは、(2)L列とY列の間の33個の建物のうち、 27個以上の建物で掃討(A12.153)を行い、かつ、自軍の損害ポイントZOBプレイヤー以下に抑えること。一度掃討の手順を踏んだ建物をZOBが再占領しても、それは勝利条件には影響しない。(掃討したものとして数える) また、建物を完全に支配しても、掃討の手順を踏んでないものは、勝利条件の対象として数えない。 **使用マップ [#ua1115b0] //-MAP y //#ref(http://war.game.coocan.jp/ASL/images/bdy.png,180x65); **バランス [#u707bf0a] -枢軸軍：ドイツ軍の獲得する損害ポイントをZOBの1.5倍する。また掃討する場合は、建物の数を22個とする。 -連合軍：ドイツ軍を未熟兵(A18.31)とみなす。 -ドイツ軍：ドイツ軍の獲得する損害ポイントをZOBの1.5倍する。また掃討する場合は、建物の数を22個とする。 -ユダヤ人戦闘集団：ドイツ軍を未熟兵(A18.31)とみなす。 **特別ルール [#w35ab9cc] +天候は普通。開始時に風は無し。 +ZOB部隊すべてに、戦意高揚状態(A10.8)、静粛(A11.7)、MOL(A22.6)使用可能、地下道移動(B8.4)、初期隠匿配置(A12.3)、弾薬減少(A19.31)を適用する。ただし地下道に初期隠匿配置することはできない。また、ZOB部隊は放火を行えない。 +ZOBプレイヤーはセットアップする領域内の石造建物の1階(1HEXのみ)を、 ZOB司令部として要塞化(B23.91)し、密かに記録しておく。 +ゲットーのユダヤ人はドイツ軍の検挙から逃れるための抜け道を熟知していた。このため移動/突撃/潰走時にZOB部隊は、長屋の黒い壁を通り抜けて、隣の長屋HEXに直接移動できる。(B23.71) このような移動には3MF必要である。また、屋上移動(B23.8)も可能である。ただし、長屋で隣り合った部隊は、黒い壁をまたいで射撃グループを形成することはできない。 +SS部隊は抵抗を予期してなかったことと、戦闘経験が無いことから、鈍兵(A11.18)として扱い、また異常に低いELR値(A19.132)を持つ。 +ドイツ軍のMMCが除去されたり、半個分隊に戦力減少した場合には、そのHEXにLaborカウンターを配置する。 1個分隊が全滅した場合はLabor-2を、半個分隊の損害の場合にはLabor-1を置く。これらのLaborカウンタはドイツ兵が装備していた小火器を表す。したがってSWと同じように除去(A9.73)されることもあるし、 SWと同様に回収(A4.44)される。 ZOBのMMCがこれらの小火器を回収した場合には、Labor-1なら4-4-7(HSは2-3-7)へ、 Labor-2なら4-5-8(HSは2-4-8)へと、戦力増強される。またSMCも小火器を回収することはできるが、それをMMCに手渡したとき、そのMMCが戦力増強される。このようにして戦力増強されたZOBユニットは、 ELR値5を持ちELRチェック(19.13)の対象となる。 ELRチェックに掛かったときは、混乱状態のHS2個に、既にHSなら戦意喪失状態になる。 **顛末 [#x7240c8f] -一番初めに戦いを始めたEmilia Landauは、一番初めに死ぬ運命にあった。彼女はドイツ軍将校の死体から拳銃を物色しているときに撃たれた。程なく鎮圧部隊を増援として受けた、ドイツ軍の反攻を迎えることになった。その戦闘でAnielewiczの部隊は、ほとんど全員、殺された。 ZOB司令官自身も負傷し降伏したが、数人の生存者ととも地下道を通って、秘密の壕へと脱出した。結局、彼は高い授業料を払った。そして頭数も武装も劣勢な状況を鑑みて、市街戦からゲリラ戦へと移行するのであった。しかし、少なくともこの戦は、ゲットーの人々の心に、抵抗する意思の炎を灯した。 -戦端を開いたEmilia Landauは、最初に死ぬ運命にあった。彼女はドイツ軍将校の死体から拳銃を物色中に撃たれた。程なくして増援の鎮圧部隊が現れ、ドイツ軍の反攻を迎えることになった。その戦闘によりAnielewiczの部隊は、ほぼ全員が殺された。ユダヤ人戦闘集団の司令官も負傷し降伏したが、数人の生存者ととも地下道を通り、秘密の壕へと脱出した。結果的に彼は高い授業料を支払うことになった。そして頭数も武装も劣勢な状況を鑑みて、市街戦からゲリラ戦へと移行するのであった。しかし、少なくともこの戦は、ゲットーの人々の心に、抵抗する意思の炎を灯した。 **リンク [#i406d017] -[[ROAR:http://www.jrvdev.com/ROAR/VER1/ShowScenario.asp?ScenarioID=2]] -[[Modules/01_Beyond Valor]]
