Scenarios/S/07 Prelude to Festung Brest

場所：フランス，プルザネ(Plouzane)
日付：1944年8月26日
概要：チャスティティ(Chastity)作戦の攻撃は，ブレスト(Brest)及びロリアン(Lorient)における大規模な港湾施設の支配を目的に計画された．それらの施設はフランスを横断する連合軍に対して兵站面の支援を提供するうえで必要と考えられた．ラムケ(Ramcke)将軍と第2降下猟兵師団がブレスト守備隊の主力だった．ラムケ将軍は市の中心から5マイルの防衛線を構築した．総統への忠誠心から，彼は降下猟兵達に最後の1人まで防衛線を維持するよう命じた．アメリカ軍は8月23日に第8軍団から3個師団の増援を受けるまで，攻勢を実際に開始できるだけの兵力を確保できずにいた．

アメリカ軍はゲーム終了時，損害による勝利得点(CVP)の自軍における総量を9未満に押さえながら，ドイツ軍の初期配置エリアにある15以上の石造建造物を支配し，かつその建造物内に統制状態のドイツ軍MMCが存在しない場合に勝利する．各分隊は2CVPに，半個分隊は1CVPに値する．指揮官は1CVPに値するが，指揮能力修正「-1」ごとに1CVPを追加する．

田舎町プルザネ(Plouzane)が第29歩兵師団第175歩兵連隊の最初の攻撃目標だった．連隊はブレスト海軍基地所属の海兵隊と降下猟兵が守備するプルザネを攻撃した．ドイツ軍は朝のうち町を保持したものの，ラムケの命令を無視して地域一帯の制高点となる近くの丘コズ=カステル(Coz Castel)へと退却した．ドイツ軍はコズ=カステルを9月3日まで放棄せず，ブレストは9月18日まで持ちこたえた．